2025年年次大会 in 大阪
プログラムなど詳細は準備出来次第UPいたします。 |
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2025年 年次大会長
近畿大学医学部 医学部教育センター
冨士 佳弘
この度、2025年11月29日(土)と30日(日)の2日間、堺市様のご後援のもと、大阪府堺市のサンスクエア堺(堺市立勤労者総合福祉センター)にて日本医学写真学会 2025年年次大会を開催する運びとなりました。今年度は大阪・関西万博の開催により、年次大会の開催月を変更させて頂きましたことをお伝え申し上げます。
今大会のテーマは、「多職種における映像」を掲げました。スマートフォンの普及やCOVID-19感染症の蔓延により、従来のカメラや映像機器の使用に変化が生じました。本学会の会員は、医療、教育、研究の現場で多岐にわたり活躍されております。昨今の技術的革新と社会的変遷を踏まえ、デジタル機器の活用方法や映像の取り扱いについて、皆様とともに学び、知識を深めることを目的としました。
今回は3名の著名な先生に特別講演をお願いしています。はじめに、近畿大学医学部 公衆衛生学教室の今野弘規先生から『疫学研究に基づく地域の疾病予防対策 〜63年目を迎えたCIRCS〜』の題目で、日本の地域疫学研究の礎を築いてきた歴史あるコホート研究の過去から現在について貴重な写真を織り交ぜながらご講演いただきます。次に、近畿大学医学部 医学教育センターの池田行宏先生から『医学教育にビジュアルアートを導入する』の題目で、諸外国では歴史が深く、近年わが国の医学部教育においても注目されている分野についてご講演いただきます。最後は、大阪大学医学部 公衆衛生学教室の坂庭嶺人先生から『温故知新:最先端疫学への招待 〜臨床研究・医療現場における画像利用の新たな可能性〜』の題目で、近年の社会の変化を取り入れて発展させた最先端疫学の中で画像が占める重要な役割についてご講演いただきます。先生方のご講演を拝聴するのが今から楽しみでなりません。
ここで、私の生まれ育った堺市の紹介をさせていただきます。堺市は現在80万4,684人(2025年3月1日現在)の政令指定都市です。歴史の深い都市で、2019年に世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群があります。織田信長とゆかりのある妙国寺や、市内唯一の国宝である櫻井神社、狩野派作の障壁画を有する大安寺などの寺社・仏閣、堺伝匠館(堺伝統産業会館)、千利休屋敷跡、鉄砲鍛冶屋敷、旧堺燈台、さかい利晶の杜、浜寺公園駅駅舎などの史跡が現存しています。多くの偉人も輩出しており、僧の行基上人や茶の千利休、将棋の酒田三吉、歌人の与謝野晶子らが社会科の教科書に収載されています。伝統産業では、堺内刃物や浪華本染め、自転車、線香など職人技が継承されています。食に関しては、北大路魯山人がエッセイに記したとされる穴子や包丁とゆかりのある昆布、茶の湯文化と関わりの深い和菓子店があります。
本年次大会が活発な意見交換の場となり、堺の街を味わいつつ親睦を深める機会になることを心から願っております。11月に皆様とお会いできることを楽しみにしております。