日本医学写真学会第44回総会・第49回定例学会開催のご案内 
 この度、日本医学写真学会第44回総会・第49回定例学会の大会長を仰せつかり、2008628日(土)から29日(日)の2日間、昭和大学で2008年年次大会を開催させて頂く機会を与えていただきましたことを心より厚く御礼申し上げます。

 現在、医学写真技術関係の分野においてデジタルをいかに応用していくか十分に考え、医療スタッフや研究者の教育・診療・研究の要望にどこまで応えられるかに私たち自身及び施設の存続が大きく係わっています。

 日本医学写真学会2008年年次大会は、テーマを「医学写真分野の維新」としました。テーマは日々発展するデジタル技術に対し、私どもの現状は日々“維(これ)新たに”すなわち、蓄積された技術と歴史を原動力にして新しい時代を切り開き、困難な現状を乗り切ることを意味しています。現在の画像を取り巻く環境はめまぐるしいものがあり、新しいデジタル技術の習得に努力し、医学写真の向上を目指していかなければ生き残れない状況にあります。このことを心に刻み、医学写真技術の発展に邁進していきたいと思います。

 2008年年次大会は、今後どの様な方向性を持って技術・知識の向上に努める参加者の皆様にとって役に立ち、未来に対し対応できるよう講演者や企業からの情報を得る機会にしたいと思っております。

 特別講演は、現在も監察医として法医解剖に活躍されております昭和大学医学部法医学教室教授の佐藤啓造先生は、『真相解明に寄与した法医解剖医学写真』というテーマで、写真が法医解剖でいかに真相解明に役立っているか、我々の自信につながるお話を伺います。
 教育講演では、我々が業務変化の激動にさらされる中で、これからの大学・病院内での方向性において、大変役に立つような「オンデマンドによる学内処理への戦略」を企画しております。

 公開講座では、パワーポイントやその関連するソフトについて、皆様に知識を高めて頂きたく「最新のプレゼンテーション技法について」と言う課題で行い、さらにパネルディスカッションでは、「デジタル技術を活用した刊行物の製作」をテーマに討論を行う予定としています。

 以上のような企画で役員一同、精一杯の努力で参加者の皆様に答えられるよう努めますので、大勢のご参加をお待ち申し上げております。

   昭和大学 フォトセンター
大会長  田中 邦夫